中部国際空港・空の日イベント(2)「海上保安庁航空基地見学」
09/06
前回の「管制塔を学ぼう」に引き続き、中部国際空港・空の日のイベント「空港施設見学ツアー(海上保安庁航空基地見学)」をレポートします。
< 空港施設見学ツアー(海上保安庁航空基地見学)>
空港施設見学ツアーは、普段なかなか見る機会のない、空港内の施設を回るツアーです。このイベントも小学生(4年生~6年生)とその保護者が対象で、24組を募集して午後13:15~15:40にかけて行われました。
参加者は保安検査を受けた後、バスに乗って空港外周を一周。その後、海上保安庁の航空基地、空港の気象台、管制塔を見学するという内容です。このうち、海上保安庁航空基地の見学の様子を取材できたので、皆さんにご紹介したいと思います。
海上保安庁の航空基地は、セントレアの北の端の方にあります。正式名称は「第四管区海上保安本部中部空港海上保安航空基地」。第四管区は愛知県と三重県に面する海を担当。中部空港海上保安航空基地には巡視艇1隻とヘリコプター2機が配備され、海の安全を守っています。
下の写真は、見学者を乗せたバスが、まだ到着する前の基地の様子です。格納庫の前には、ヘリコプターのうちの1機が見学用に置かれています。この少し前、ターミナルビルの展望デッキの近くで、ヘリコプターを使った救助訓練のデモンストレーションが行われたのですが、このヘリコプターは、その訓練で使用されたものです。
空港外周を一周したバスが到着しました。ヘリの周囲にスタンバイした海上保安庁のみなさんが、見学者を出迎えます。
見学者に対するご挨拶の後、パイロットの方がヘリコプターの解説を行いました。
このヘリコプターはイタリア製で、機種はアグスタ式AW139型。愛称は「かみたか」。
その後は、ヘリコプターの間近での見学と写真撮影タイムです。ヘリコプターのドアは、いずれも中がよく見えるようにフル・オープン。ヘリコプターの内部を直接見る機会はそうはないので、参加者は興味津津。熱心に中を覗いて写真を撮ったり、説明役の方に質問したり、ヘリコプターをバックにしての記念撮影を楽しんでいました。
さらに子供たちには、パイロットのヘルメットをかぶせてもらったり、ライフジャケットを着せてもらったりの嬉しいサービス付き。
海上保安庁のみなさんは、率先してカメラマン役を買って出たり、参加者の質問に丁寧に答えたりと、ホスト役に徹していました。こうして、楽しい時間は瞬く間に過ぎて行きました。
次の見学場所に向かうため、バスが出発する際、海上保安庁のみなさんは整列して、敬礼でお見送り。凛々しくカッコイイその姿が、とても印象的でした。