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2020年11月6日、ANAは「SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)」を使った定期便の運航を始めました。日本発の定期便では、国内の航空会社初の取り組みです。

SAFはジェット機で使用される高度な航空バイオ燃料のことで、廃食油や動物性油脂等を原料としています。ANAはフィンランドに本社を置くNESTE(ネステ)社から、30~40%のSAFを混合した5500トンのジェット燃料を調達。11月6日、羽田発ヒューストン行きのANA114便、ボーイング787-9型機に使用しました。

SAFを含むジェット燃料の給油作業を間近で取材できたので、下記の動画をぜひご覧ください。

 
今回調達したSAFは、東京~ロンドン間をボーイング777-300ER型機で運行した場合、片道換算で約60便に相当。このSAFは、ISSC(国際的な第三者認証機関)によれば、日本までの輸送も含め、既存のジェット燃料と比べて約90%のCO2削減効果があるとされています。

ANAは、2050年までに航空機の運航で発生するCO2排出量を、2005年比で50%削減することを目標に掲げています。

SAFを含むジェット燃料をNH114便(ボーイング787-9型機)に給油

NH114便のお見送りに使用された横断幕

ヒューストンに向かって出発するNH114便

NH114便をお見送りするANAスタッフ

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