ANA、成田空港出発便で初めてバイオ燃料を使用
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2020年11月24日、ANAは成田空港出発便で「SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)」を初めて使用しました。
成田空港で、SAFを含むジェット燃料の給油作業を間近で取材できたので、下記の動画をぜひご覧ください。
SAFはジェット機で使用される高度な航空バイオ燃料のことで、廃食油や動物性油脂等を原料としています。ANAはフィンランドに本社を置くNESTE(ネステ)社から、30~40%のSAFを混合した5500トンのジェット燃料を調達。約2750トンづつが10月24日に羽田空港、10月28日に成田空港に到着しました。
ANAが今回調達したSAFは、東京~ロンドン間をボーイング777-300ER型機で運行した場合、片道換算で約60便に相当。このSAFは、ISSC(国際的な第三者認証機関)によれば、日本までの輸送も含め、既存のジェット燃料と比べて約90%のCO2削減効果があるとされています。
11月24日、成田発シカゴ行きのNH12便(ボーイング777-300ER型機、定刻17:05出発)には、このSAFを含むジェット燃料が使用されました。