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2022年11月2日、成田国際空港株式会社(NAA)は千葉港頭石油ターミナルで航空燃料漏れと火災発生を想定した海上防災訓練を実施しました。

成田空港で使用される航空燃料は、タンカーから千葉港頭石油ターミナルに荷揚げされた後、パイプラインを使って成田空港まで運ばれます。今回の訓練は、地震発生によりタンカーが荷揚げ中の桟橋で航空燃料が漏れ、さらに火災が発生したという想定で行われました。訓練には、千葉海上保安部、千葉市消防局、千葉県警察本部、NAA千葉港頭自衛消防隊など計11機関、約100名、船艇7隻、消防車6台が参加しました。

訓練は、(1)緊急連絡、(2)緊急通報、(3)自衛消防隊出動、(4)現場指揮本部及び調整本部の設置・運用、(5)負傷者救護搬送、(6)船艇出動及び広報伝達、(7)流出油拡散放水及び回収、(8)桟橋火災発生に伴う緊急離桟、陸上・海上からの一斉放水、について行われました。

NAAは万一の事態発生に迅速に対応できるように、このような「海上防災訓練」を毎年実施しています。

訓練が行われたNAA千葉港頭ターミナル

桟橋のガスの検知作業

海面のガスの検知作業

岸壁に集結した消防車両

海面上に張られた油吸着マット(白い帯状のもの)

海面上の油の拡散を防ぐオイルフェンス(オレンジ色)

浮遊している油をかく拌・気化させるための海面放水

桟橋で火災が発生したため、船を桟橋から緊急離桟

桟橋の火災を消火するため、陸上・海上から一斉放水

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