羽田空港の空の日のイベント「滑走路見学ツアー」
09/23
9月20日は「空の日」です。例年、この日の前後には日本各地の空港で様々な催しが行われますが、2017年9月23日には羽田空港で「空の日フェスティバル2017」が開催されました。
「空の日フェスティバル2017」では、羽田空港の各所で様々なイベントが行われましたが、トラベルオンラインニュースでは、そのうちの一つである「滑走路見学ツアー」の同行取材をさせていただいたので、その内容をご紹介します。
「滑走路見学ツアー」は、羽田空港のC滑走路付近とD滑走路付近の見学場所から、離着陸する飛行機を間近で見るというものです。それらの見学場所は、普段は一般の人が立ち入ることのできない「制限区域」と呼ばれるエリアにあるので、とても貴重な体験ができるイベントです。
このイベントに参加したのは、往復はがきで事前に申し込み、約5倍の競争率の抽選に当選した、小学生・中学生とその保護者です(ツアーは3回実施、1回の定員は40名)。今回は、その中の13:00開始のツアーに同行させていただきました。この日は朝まで雨模様だったのですが、この時間帯には雨も上がり、曇り空とはいえ空も大分明るくなっていました。
参加者は、羽田空港の旧管制塔のある建物から、空港のフェンスの中(制限区域)に入り、リムジンバスに乗り込みました。
最初に向かったのは、C滑走路です。C滑走路の見学場所は、ランウェイ34Rエンドの近く、滑走路をはさんで第2ターミナルの反対側にありました。
C滑走路は長さ3,360メートルで、羽田空港で最も長い滑走路です。この時は北風運用だったので、C滑走路への着陸機やC滑走路からの離陸機を、まさに目の前で見ることができました。
C滑走路上の飛行機をこれほど間近に見ることは、普通は絶対に不可能です。ここでは参加者のみなさんが集合して、着陸機をバックに記念写真を撮影。
その後はまたバスに乗って、今度はD滑走路の見学場所に移動しました。D滑走路は海の上に造られた、羽田空港では一番新しい滑走路で、長さは2,500メートルです。D滑走路の見学場所は、ターミナルビル側からD滑走路に向かう桟橋状の誘導路の付け根の部分にありました。
北風運用だったので、目の前のD滑走路から、飛行機が引っ切り無しに離陸していきます。
D滑走路は、一番近い第2ターミナルからもかなり距離があります。私たちは、基本的に飛行機に乗る時を除けば、D滑走路の近くに行くことはできません。私もD滑走路のある島の上に直に立つことができたのは今回が初めてで、正に感動的な体験でした。
その後は、バスに乗って第1ターミナルに移動し、ツアーは終了となりました。トラベルオンラインニュースでは、このツアーの様子を動画で撮影しましたので、こちらもぜひご覧ください。