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2023年1月4日、ANAはANAホールディングス 芝田浩二社長の年頭挨拶(骨子)を発表しました。

 
『2023 年は「跳」の年へ』

「皆さん、新年明けましておめでとうございます。

ちょうど 1 年前を振り返ると、第3四半期が8四半期振りに黒字(営業利益)に転じ、片野坂社長(現会長)の年頭の所感には「夜明けは近い」とあります。

その後、国内ではコロナの第6波、第7波の感染拡大があったものの、需要は徐々に回復し、22年度上期は3年振りに黒字化を達成する事ができました。足元の業績も順調に推移しており、夜は明けつつあると感じます。

これは、これまでANA グループ全体で取り組んで来た事業構造改革やコストマネジメント、そして回復需要を着実に捉える皆さんの不断の努力が、しっかりと実を結んだ結果です。

厳しい環境の下、それぞれの職場で日々の業務に邁進していただいている皆さんの頑張りに改めて感謝するとともに、ジェット燃料費の補助、航燃税、着陸料の減免等の政府支援や多くのステークホルダーの皆様から寄せられた支援に、重ねてお礼を申し上げる次第です。

今年は、「耐」える年から大きく「跳」ねる年への転換点です。

23年度は、引き続き回復需要を着実に取り込み、収益の更なる拡大を目指します。SAFの導入や航空機以外のCO2削減等脱炭素にも積極的に取り組むとともに、コロナ感染再拡大、ロシア・ウクライナ情勢、為替・燃油費動向、更には世界経済の減速等、私たちの事業に大きな影響を与えるリスクも注視していきます。

あわせて、現在 ANAグループの次期中期経営戦略策定を進めています。2030年に目指す姿の実現に向けた変革の計画に留まらず、世界中のグループ社員一人ひとりがやりがいを感じながら力を発揮し、その結果がお客様満足、経済的価値、社会的価値の向上に結びつくような戦略にしていきます。

コロナ禍で迎えた創業70周年にあたり、私たちの先輩方が「現在窮乏、将来有望」と「和協」の精神で築いて来た歴史の尊さ、ありがたみを改めて感じました。

この、時空を超えたANAグループの貴重なDNAを継承し、これからの70年、100年と持続的な発展に繋げていきたいと思っています。

世界中のグループ社員一丸となって、夢に溢れるANAグループの未来に向かって共に歩を進めましょう。」

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