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9月20日は「空の日」です。空の日の前後では、今年も各地の空港で楽しいイベントがたくさん開催されました、中部国際空港・セントレアでは、9月6日(土)に「空の日エアポートフェスタ」が行われ、多くの来場者で賑わいました。

セントレア「空の日エアポートフェスタ」のイベントには、応募して当選した人だけが参加できる事前募集型のイベントと、ターミナルビル内の会場で誰もが見れるイベントの二種類があります。

事前募集型のイベントは、通常は一般の人が立ち入ることのできない場所・施設などを見学できるもので、応募の競争率がとても高い人気のイベントです。今年のセントレアでは、以下のようなイベントが行われました。

Aコース:機内食工場見学ツアー
Bコース:セントレアまるわかりツアー
Cコース:空港の安全を守る消防所見学ツアー
Dコース:空港施設見学ツアー
Eコース:管制官を学ぼう

これらのうち、「Eコース:管制官を学ぼう」と「Dコース:空港施設見学ツアー」の一部について特別に許可をいただき取材することができたので、皆様にその内容をレポートしたいと思います。

< 管制官を学ぼう >

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中部国際空港の管制塔 [photo: Travel Online News]

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管制塔前に置かれたイベントの案内 [photo: Travel Online News]

このイベントは、小学生(4年生~6年生)とその保護者を対象に20組を募集して、9月6日(土)の午前中、10:00~11:30にかけて行われました。

管制塔下のビルの会議室に集まった参加者の皆さん [photo: Travel Online News]

管制塔下のビルの会議室に集まった参加者の皆さん [photo: Travel Online News]

管制塔の下のビルの会議室に集まった参加者の皆さんは、係りの方から見学する上での注意事項の説明を聞いた後、A班とB班に分かれました。A班は、最初に管制官訓練用のシュミレータで、管制官の仕事を疑似体験。その後、実際に管制塔の上の方に上るというコース。B班はその逆となります。ここでは、A班の様子をレポートします。

A班が最初にトライしたのは、管制官の業務の疑似体験。これは小学生の子供たちが、管制官訓練用のシュミレータを使って、着陸する飛行機や離陸する飛行機に管制官として指示を出してみる、というものです。

この疑似体験では、二人づつ交代で大きなスクリーンの前に座り、その横には現役の女性管制官がサポート役として付き添います。頭には、管制官が使うヘッドセットを着け、スクリーンには、管制塔からの眺めと同様の映像が表示されています。

管制官の業務の疑似体験 [photo: Travel Online News]

管制官の業務の疑似体験 [photo: Travel Online News]

シミュレータの映像 [photo: Travel Online News]

シミュレータの映像 [photo: Travel Online News]

参加者のとなりでは、女性管制官がサポート [photo: Travel Online News] 

参加者のとなりでは、女性管制官がサポート [photo: Travel Online News]

まず最初に、着陸のため近づいてくる飛行機に対して、着陸の許可を出します。
「RUNWAY18 CLEARED TO LAND」(滑走路18に着陸支障ありません)

接近してくる到着機 [photo: Travel Online News]

接近してくる到着機 [photo: Travel Online News]

着陸する到着機 [photo: Travel Online News]

着陸する到着機 [photo: Travel Online News]

滑走路から出る到着機 [photo: Travel Online News]

滑走路から出る到着機 [photo: Travel Online News]

着陸した飛行機が滑走路から出ると、今度は、離陸を待っている飛行機に対して、滑走路への進入を許可する指示を出します。
「RUNWAY18 LINE UP AND WAIT」(滑走路18に入って待機して下さい)

待機していた出発機 [photo: Travel Online News]

待機していた出発機 [photo: Travel Online News]

最後に、離陸の許可を出します。
「RUNWAY18 CLEARED FOR TAKE OFF」(滑走路18に離陸支障ありません)

離陸する出発機 [Travle Online News]

離陸する出発機 [Travle Online News]

離陸する出発機 [photo: Travel Online News]

離陸する出発機 [photo: Travel Online News]

シミュレータの操作画面 [photo: Travel Online News]

シミュレータの操作画面 [photo: Travel Online News]

このシュミレータは、実際に管制官の訓練に使用する本物で、映像だけでなく飛行機のエンジン音も再現されているため、とてもリアルに感じられるシステム。子供たちは、やや緊張した面持ちながらも、管制官になりきって、しっかりと飛行機に指示を出していました。

シミュレータを使った管制官の疑似体験が終わると、今度はいよいよ管制塔に上ります。管制官が実際に管制業務を行っているVFRルームは、保安上の理由により入れないため、そのすぐ下にある見学ルームでの見学です。

見学ルームの中に置かれた、記念撮影用のボード [photo: Travel Online News]

見学ルームの中に置かれた、記念撮影用のボード [photo: Travel Online News]

管制官から説明を聞く参加者 [photo: Travel Online News]

管制官から説明を聞く参加者 [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

中部国際空港管制塔・見学ルームからの眺め [photo: Travel Online News]

見学ルームの中に準備されている解説用のボード [photo: Travel Online News]

見学ルームの中に準備されている解説用のボード [photo: Travel Online News]

見学ルームの中に準備されている解説用のボード [photo: Travel Online News]

見学ルームの中に準備されている解説用のボード [photo: Travel Online News]

見学ルームの中には、航空無線の受信機がおかれていて、離着陸する飛行機に対する管制官の実際の指示を聞くことができました。また、現役の管制官が説明役を務め、見学者の色々な質問に丁寧に答えていらっしゃいました。

セントレアの管制塔は高さが86.75mで、日本では羽田、成田に次いで第三位です。セントレアでのこのような眺めは、ここでしか見ることができないので、参加者にとってはとても貴重な体験になりました。

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