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2024年2月19日、JALの自社貨物専用機が国際貨物輸送を開始しました。機材はボーイング767-300BCF型機(JA653J)で、旅客便で運航していたボーイング767-300ER型機を貨物機に改修したものです。就航初便は成田発台北(桃園)行きJL6719便で、15:33に成田空港を出発、15:58に離陸しました。初便の積荷は生鮮・電子部品・eコマース等で満載となり、来賓、関係者、社員合わせて100名以上が出発を見送りました。

貨物積み込み作業中のJALの貨物専用機(ボーイング767-300BCF型機)

貨物積み込み作業の様子

出発間際のJALの貨物専用機(ボーイング767-300BCF型機)

成田空港を出発するJALの貨物専用機

JALの貨物専用機の出発を見送るJALの社員ら

成田空港を離陸するJALの貨物専用機

この貨物機は、成田空港・中部空港と台北(桃園)・ソウル(仁川)・上海(浦東)を結ぶ路線で運航されます。JALは2025年度までに、全部で3機の貨物専用機を導入する予定です。

JALは1959年から自社の貨物専用機の定期運航を開始し、一時は最大14機の貨物機で貨物郵便事業を展開していました。ですが、景気変動等の影響で安定的に収益を上げることができず、JALの経営破綻にともない、貨物機は2010年10月に全機退役しました。JALの自社貨物専用機の運航は13年ぶりとなります。

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