ANAが空港車両の代替燃料としてリニューアブルディーゼルの利用実証を開始
05/09
ANAは2024年5月9日より、空港で航空機の運航のために使われるGSE(航空機地上支援器材)の燃料として、次世代バイオ燃料であるRD(リニューアブルディーゼル)を使用する実証を、羽田空港で開始しました。ANAによれば、GSEにRDを使用するのは国内初となります。
RDは、食料と競合しない廃食油や廃動植物油等を原料として生産される次世代バイオ燃料です。その性状は石油由来の軽油と同等ですが、軽油よりもC02の排出量を70~90%削減できるとされています。
実証に使用するGSEは、航空機の貨物室へコンテナを搭載する「ハイリフトローダー」、航空機を牽引する「トーイングカー」、オープンスポットで航空機への乗り降りに使用する「パッセンジャーステップ車」(タラップ車)の3種類、計26台。実証の期間は2025年3月までを予定しています。